人手が足りなくてやめたくてもやめられない

皆さんこんにちは!看護師ってみんなから憧れられる、とても素敵な職業ですよね!日々患者さんが治っていく楽しみや、やりがいがたくさんあるとても素晴らしいお仕事だと思います。しかし、その激務から看護師として働いていると大変なことや、看護師にしかわからない悩みがたくさんあるのではないかと思います。ここでは、そんな看護師さんの悩みを、すこしでも紹介していけたらと思います!ああ、こんな悩みあったなあとか、今まさにお悩み中の方もぜひ一緒に考えていきましょう!

さて、今回紹介していく看護師さんのお悩みは、「人手が足りなくてやめたくてもやめられない」ということです。この問題はとても深刻です!おそらく、全国に蔓延している看護師不足が原因だと思います。さらに病院によっても明らかに看護師が好きな過ぎる診療科があったりと、病院による格差もあると思います。では、詳しくみていきましょう!

急に看護師をやめなければいけないのに…。

女性の場合、看護師として働き続けるということはなかなか難しいですよね。どうしても結婚や出産といったイベントは避けることができません。さらに、身内の急な不幸は避けることができませんよね。急に病気で倒れてしまった場合、介護を任されてしまうかもしれません。どうしても仕事をやめなければいけなくなってしまった時または看護師ではない新たな人生を踏み出してみたくなったとき、看護師の場合すんなりやめるというわけにはいきません。今まで受け持っていた患者さんはどうすればいいのでしょうか?日々の業務の引継ぎも大変ですよね。さらに、少なくなってしまった人員を急に補うことは難しいです。このような状況は大病院であればあるほど深刻です。大病院は激務のことが多いので、そもそも看護師の人員が足りていなくて、ずっと求人募集を出しているところも多いです。そんな職場だと、プレッシャーからやめるにやめられないですよね。どうしても集団の中で働いていると仲間意識が生まれてきます。なかなか自分の意見だけを最優先にしていくわけにも行きません。そのような責任感から、やめたくてもやめられないという厳しい状況が出来上がってしまうのかもしれませんね。

激務がつらい!先輩も怖い…。

あまりの看護師業務の辛さから看護師をやめたいという方もいるかもしれません。調査によると、看護師の多くが仕事が辛すぎてやめることを考えたことがあるそうです。退職を考えたことがある看護師さんの割合は8割にも上ります。そのなかでもやめることができない状況なのは、人間関係もあるのではないでしょうか。看護師というのは女性社会の厳しい世界です。そのなかで先輩看護師や上司に退職したいと素直に言うことができるでしょうか?さらに、気持ちを伝えることができたとしても退職を許してくれるでしょうか?やめたくてもやめることができない看護師さんの多くは上司の強い引き留めによってやめることができないそうです。これもやはり人手不足によって、自分の仕事がさらに増えてしまうことを危惧してのことだと思います。そんなふうに周りからやめないように固められてしまうと、なかなか看護師をやめることが難しくなってしまいます。周りとの人間関係作りもすんなりと退職するためには大事な要素かもしれませんね。

看護師の仕事とうまく付き合っていくために

さて、これまでお話してきたように、看護師の職場は人手不足のために、やめようと思ってもなかなかやめられない状況にあります。そのような状況になった場合いったいどうすればいいのでしょうか?まずは、本当に看護師をやめるのか、もう一度考えてみていただきたいと思います。本当に退職を選ばなければいけないのでしょうか?退職ではなく一時退職や、育児休暇、産休、介護休暇を使用することをまず考えてみていただきたいです。看護師は比較的福利厚生がしっかりとした職業ですよね。産休や育児休暇を取得することは職場にもよりますが、そんなに困らないのではないかと思います。職場によっては復職支援が手厚いところもたくさんあります。特に大病院などでは看護師に復帰する人のために復職支援セミナーや、復職時に短期間の研修を受けることができる職場もあります。そのような制度を確認してみると意外と自分に合った働き方が見つかるかもしれませんね。それでも考えた末に職場をやめたいと考える方は、日ごろからの他の職場の人たちとの関係作りがとても重要になってくると思います。やめたいという気持ちをしっかりと包み隠さずいうことができる関係がとても理想的ですね。先輩方ともしっかりお話をして自分が抜けた後も業務がスムーズに行われるよう準備してからやめるようにしてくださいね。

看護師専門用語解説

「胆汁」
胆汁とは、消化液の一つで幹細胞で作られています。総胆管から十二指腸に排出されて、そこで食べ物の消化をサポートしています。便の色は胆汁の色にも由来しています。