準備は十分して、いざ面接会場へ!・・・ところで、面接のときにしてはいけない言動ってあるのかな?今回は面接時の注意点・禁忌について深めていきたいと思います。
目次
面接室に入る前から、審査は始まっている!
会場にはお早めに
面接会場(病院)には、面接開始の15分前には着くように余裕をもって行動します。早すぎるのも、遅刻もいけません。仕事に関しても、時間にルーズなのかな、と連想させてしまいます。
服装のマナー
この時点での身だしなみのチェックは済ませておきましょう。チェックポイントは、服装・靴・アクセサリー類・化粧・香水・携帯電話、スマートフォンの電源を切るかまたは音のならないように設定する等です。
面接室に入ったら
- 挨拶
- 履歴書を渡そう
- 勝手に座っちゃダメ ← 重要
- 面接時の話し方のコツ
- 事前準備が命運を分ける!
まずは挨拶
担当者の方にまずあいさつします。
たとえば「○○と申します。本日はお忙しい中お時間を割いていただき、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。」というように、自分の名前と感謝の意を述べます。
話し終わってから、お辞儀します。お辞儀の仕方は、背筋をピンと伸ばしたまま、腰から曲げます。角度は30度くらいで、首からお辞儀したり、深すぎるのもNGです。また、話しながらお辞儀を始めるのも印象があまりよくありません。
履歴書を渡そう
次に、履歴書を渡す場合はここで渡します。封筒から出して開き、両手で渡しましょう。封筒のままや、片手渡しはNGです。
勝手に座っちゃダメ
その後、座ってくださいと促されてから椅子に座ります。また、後から担当の方が他に入ってきたときなどは、座っていても一度立ちあがってあいさつしましょう。バッグ等の持ち物は、足元に置きます。そのため、立てて置けるようなカバンがあれば便利ですね。
座り方は、背筋を伸ばし、顎を軽く引きます。女性は足を閉じてそろえ、手は重ねて膝の上に置きましょう。男性は、軽く足を開いて手を軽く握って膝の上に置きます。
以上のことに気を付けて、面接に入っていきます。
面接時の話し方
話すときは、相手の目を見て、できるだけにこやかに、聞き取りやすいようにはきはきと大きな声で話しましょう。
相手から何か問われたときには、まず簡潔に返答します。そのあとに付け加える形で答えに関して補足していきます。
はじめからだらだらと返答していては、自分が何を話しているかも不確かになりかねませんし、相手もこちらが何を伝えたいのかがわかりにくくなってしまいます。
しっかりと事前に準備を
そのほかにも、面接に向けて事前準備をした内容を踏まえて進めていきましょう。以下の記事でご紹介しています。

面接が終わった!でもまだ気を抜かないで
院内を見学させてくれることも。。
面接が終了した後、面接担当者や看護部長などが院内を見学させてくれることがあります。意欲的に参加しましょう。
見学中は、他のお仕事中の方の邪魔にならないように気を遣いながらマナーを守り、あいさつもしっかりしましょう。また、他の方の印象にだけ気を取られず、自分が働くであろう病院の職員さんや設備環境、雰囲気などをしっかりみて働いていくイメージを持ちましょう。
意欲の高さをアピールするチャンス
疑問点はその都度質問し、感想も交えていきましょう。すべてが終了したら、面接や見学に関しての感謝の気持ちを伝えてから、病院を出ましょう。
その他の注意ポイント!
- 病院の呼び方を使い分けよう
- 逆質問があることも!
病院の呼び方の使い分け
面接時の病院の口頭での呼び方は、「御院」「こちらの病院」というのが一般的です。しかし注意したいのは、履歴書・職務経歴書での言い方は異なるということです。文書では「貴院」という書き方をします。
逆質問にも華麗に対応
ひととおりの流れが終わった後に、逆質問される場合があります。
逆質問とは、面接官側から「そちらから何か質問や気になることはありますか?」と聞かれることを指します。ここで無理に質問する必要性はないのですが、内容とタイミングによっては印象が良くなり、ポイントアップにつながります。
良い例として、「こちらの病院での求める看護師像というものがあれば教えていただけますか」と質問し、その回答に対して、自分の当てはまるポイントをつかんでアピールします。
予め用意していたものではない回答をすることで、あなたの即効性のある理解力・コミュニケーション能力を評価してくれるチャンスです。
逆質問のNG例
悪い例としては、有給休暇についての質問や、給料についての指摘はあまり良い印象は与えないでしょう。
以上のことに注意しながら、あなたのアピールポイントを存分に発揮した面接を行いましょう!
~看護師の業界用語~(おまけ)
<吃逆>
きつぎゃく。看護師の業界用語で、しゃっくりのことを指します。原因は、横隔膜が何らかの刺激で痙攣することで声帯の筋肉が収縮し、音が出てしまうことです。迷走神経を刺激して横隔膜の収縮リズムを整えることで止められます。