消化器内科の看護師 – 業務内容・給料など看護師の転職情報

消化器内科の看護師ってどんな仕事をしているんだろう?どんなスキルが必要なのか?
そんな疑問をここで解決していきます!

どんな仕事しているの?

消化器科といえば、医療系のテレビドラマの花形ともいえるくらいの有名どころです。

そこで今回は、消化器内科についてご紹介いたします。テレビでよくやっているのは、消化器外科の場合が多いです。

しかし、消化器内科も外科と並ぶくらい重要な仕事であるということをご存知ですか?

現代の日本人を脅かしている病気の一つとして「がん」が挙げられますが、そのがんの約60%が消化器系であると言われています。そのため、消化器内科の看護師は、ほかの科に比べてがん患者さんと接する機会が非常に多いです。

それを踏まえて、消化器内科の主な仕事をご紹介いたします。

消化器内科の看護師の仕事

消化器内科の看護師は、診察室に患者さんを誘導したり、診察の補助をするのが主な仕事です。

時には医師の指示で注射など医療的措置をすることもありますが、あまり頻繁にあることではありません。

病棟勤務の看護師の場合は、他の科の看護師と同じように、入院患者さんの食事補助や排泄補助、身の回りの世話、医師への体調変化の報告などの業務もあります。

内科なので、大きな手術はありませんが、消化器内科の特徴として、内視鏡検査の介助とアフターケアが挙げられます。

内視鏡検査の介助は、他の科の診察に比べて非常に繊細な技術が必要になるので、高い集中力が求められます。

スケジュール管理

もう一つ重要な業務として、スケジュール管理があります。

消化器内科はどこの病院でも非常に需要が高く、基本的に診療には予約が必要になります。その予約を管理するのは、看護師の仕事です。

診療の他に内視鏡検査や造影検査などのよやくもあり、事前に準備が必要なものもあります。手違いによって患者さんに迷惑をかけないようにしなくてはなりません。

また、その検査が行われる前に、検査説明をするのも看護師の仕事です。

説明によって患者さんの不明な点をなくし、不安を和らげることが出来るので、この仕事にやりがいを感じる看護師は多いです。

お給料ってどれくらいもらえるの?

消化器内科の看護師ってどれくらいのお給料をもらっているのでしょうか?

消化器内科の看護師の給料

夜勤なしのクリニック勤務の看護師の場合は、平均して月給20~25万ほどです。

夜勤ありの病棟勤務に看護師の場合は平均して月給25~30万ほどとなっております。どちらにも、基本給・資格手当・通勤手当などの内訳があります。

下記で、資格手当について詳しくご紹介いたします。また、施設によっても給与は大きく異なっており、大学病院や大きな病院のほうが給与が高い場合が多いです。

夜勤がある場合が多いですが、給与を重視する人は、大きな病院を選択するのが良いでしょう。

どんな人が向いているの?

消化器内科に勤務する看護師に向いている人をご紹介します。

モチベーションを保つことができる

一つ目は、結果が目に見えなくてもモチベーションを保っていられる強い精神力です。

消化器内科では、一気に著しい回復が見られることはまずありません。

そんな中で、患者さんをケアしながら、自分自身のモチベーションを保っていける能力が必要になります。

思いやりの心

二つ目は、他人に対する思いやりの心です。消化器内科では、終末期の患者さんに接する機会が多いです。

そこで、患者さんひとりひとりに思いやりを持って優しく接することが大切になります。三つ目は、高い技術を得るための学習意欲です。

消化器内科は、内科ではありますが検査において特別な知識を求められることが多いです。

その例の一つとして、内視鏡検査があります。専用の機会を用いて行う検査なので、特別な知識が必要になります。このように、消化器内科の看護師には、日々の学習が非常に大切になってきます。

キャリアアップに必要な資格って?

消化器内科の看護師がキャリアアップするために必要な資格はたくさんありますが、今回は「認定看護師」と「専門看護師」を取得すると得られる手当についてご紹介いたします。

  • 認定看護師→平均1万円の月給アップ
  • 専門看護師→平均5000円~3万5000円の月給アップ

となっております。

また、これらの資格に関します詳細は、個別に詳細を書いておりますので、そちらを参考にしてくださいね。

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~看護師の業界用語~(おまけ)

<サブデュラ>

さぶでゅら→硬膜下出血(subdural hemorrhage)、または硬膜下血腫(subdural hematoma)X線CT上、三日月上の高吸収値を示す。単に、「硬膜下」という意味で使われることもある。