婦人科の看護師 – 業務内容・給料など看護師の転職情報

婦人科の看護師ってどんなことをするんだろう?どんな技術が必要なのかな?そんな疑問をここでご紹介します。

どんな仕事をしているの?

看護師という職業柄、人の最期を看取る機会は少なくありません。

そんな中で、婦人科は唯一新しい命の誕生に立ち会うことができる科です。ですが、そのため非常に繊細な心遣いと技術が必要になります。それを含めて、婦人科の看護師の主な仕事内容をご紹介致します。

婦人科看護師の仕事

看護師は、患者さんに見えているお仕事の他に、裏での仕事もたくさんあります。

診察・手術の補助、採血、患者さんの体調の管理、術前の患者さんとそのご家族への手術の説明などが主な仕事となっております。

婦人科は、新しい命が産まれる科ですが、その分生まれる予定であった命がなくなってしまったり、なかなか命を授かれないなど、喜ばしいことが起きる分、悲しいこともたくさん起こります。

そんな中で、患者さんを支えていくのが看護師の仕事です。

『助産師』の資格は欲しいところ!

また、出産に立ち会うには、「助産師」の資格が必要になります。

そのため、看護師の資格と一緒に助産師の資格を取得し、活躍できる分野を広げていく看護師も多いです。助産師の資格がないと、婦人科に入ってもできる仕事は限られてしまいます。

助産師についてはこちらで詳しくご紹介しています。

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定期検診の需要が高まる

加えて、現代非常に需要が高くなってきたのが、定期健診です。

定期的に検査を受けることで、がんや生活習慣病などの発症に気付きやすくなります。その際にも婦人科の看護師の存在は必要不可欠です。検診の補助や、患者さんへの説明をしなければなりません。

また、看護師が優しければ、患者さんも安心してこころを開きやすい傾向にあります。検査も入院も。患者さんにとっては不安なことばかりです。その不安の気持ちを少しでもなくしてあげられるように努めましょう。

このように、婦人科では非常にデリケートな分野を扱っています。診察補助や、検診の説明、患者さんのサポートは非常に大切な業務になります。

お給料ってどれくらいもらえるの?

転職の際に気になるのは。どのような労働条件で、どれくらいのお給料をもらえるのかということです。やはり。高月給だと嬉しいですよね。

婦人科看護師の給料

婦人科の看護師の平均月給は約25~40万ほどです。

なぜこんなに開きがあるのかというと、それは、夜勤の有無と、資格の有無にあります。婦人科は、妊婦などの対応をしているため、いつ産気づいてもいいように、夜勤は必ずあります。

そのため、夜勤がある分お給料は多くなります。また。上記で紹介した助産師の資格をもっていれば、出産にも立ち会えるため、高月給となります。

ちなみに、年齢とともにキャリアを重ねて技術があがると、必然的にもらえるお給料も多くなります。

向いている人の特徴って?

婦人科の看護師になるには、どんな人が向いているのでしょうか?自分に向いているかどうか、転職する前に知っておきたいですよね。

そこで、婦人科の看護師にはどんな性格の人が向いているか紹介していきます。その特徴は、大きく分けて3つです。

  • 患者さんを安心させることが出来る優しさ
  • 何事にも動じないように冷静さ
  • コミュニケーション能力が高い

患者さんを安心させることが出来る優しさ

まず一つ目は、患者さんを安心させることが出来る優しさです。

患者さんは、入院するにあたって少なからず不安を抱いており、入院してる間にいろんなことが起こるので、心境の変化が大きいです。

その精神的な面を支えてあげるのが大切な仕事です。また、婦人科というだけあって、患者さんは女性なので、女性にしかわからない苦しみを訴えている患者さんに寄り添うことも大事です。

何事にも動じないように冷静さ

二つ目は、何事にも動じないように冷静な状態を保てることです。

婦人科では、予定通りにことが進まず、焦りにかられることが多々あります。どんな時も、患者さんにその焦りを見せてはいけません。

冷静に対処して、よりよい治療ができるように努めることが出来る人は、婦人科の看護師に向いています。

コミュニケーション能力が高い

三つ目は、コミュニケーション能力です。この能力がなければ、患者さんと関わりを深めることが出来ません。

患者さんとの何気ない会話の中で、治療のヒントを得ることもできます。それを見逃さないようにしましょう。また、入院患者さんの場合、面会に来るご家族もたくさんいます。その際に、患者さんの様態をうまく伝えることが必要です。

キャリアアップに必要な資格って?

看護師として働くにあたって、資格手当でお給料アップを狙うことは、仕事のモチベーションアップにもつながります。そこで、たくさんの資格の中で今回は「助産師」と「マタニティビクス」についてご紹介したいと思います。

  • 助産師→約5000円の月給アップ
  • マタニティビクス→お給料に変化なし

という結果になりました。

また、これらの資格に関します詳細は、個別に詳細を書いておりますので、そちらを参考にしてくださいね。

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