夜勤専従看護師 – 看護師転職先の職場環境・待遇(給料)を徹底解剖

看護師の業務の一つとして夜勤は外せないですよね。患者さんの急な容態変化に対応するために多くの病棟やクリニックでは夜勤制度を導入していると思います。

子育てや出産によって夜勤を敬遠する看護師さんも少なくありません。夜勤で勤務する職員の確保は重要な課題となっています。

しかし、夜勤で働いていくときのメリットやデメリットは意外と知らずに勤務していませんか?

今回は夜勤で働くメリット・デメリットを勤務体制に合わせていくつか紹介していきたいと思います。これをふまえて、夜勤とうまく付き合っていくようにしましょう。

バイト夜勤の看護師は?

夜勤の形態として、常勤と非常勤に大きく分けることができますが、夜勤の中でも非常勤として働く場合をバイト夜勤としています。

この場合、正規雇用のように定期検診や健康診断は受けることができず、健康面への配慮では夜勤専従看護師より少し劣ります。

しかし、いったん看護の現場を離れてブランクの空いた人でも、バイト夜勤はたくさん採用されており、過去の経験を取り戻すためにも有用な仕事です。

夜勤専従看護師は?

バイト夜勤との違い

夜勤専従看護師は、常勤、つまり正社員として夜勤を行う人になりますが、その名の通り夜勤でのみ勤務するという形態です。

バイト夜勤との大きな違いは夜勤専従をする際には、必ず本人の同意が必要であるということがあります。これは看護師の夜勤による体の負担に配慮した制度になっています。

夜勤専従看護師のメリット

夜勤専従看護師の大きなメリットは、夜勤手当に加えて夜勤専従手当てが追加されることです。この手当は病院によって差はありますが、うまく利用すると給料アップにつなげることができます。

看護師には夜勤72時間ルールという、一か月の夜勤時間を制限する制度もありますが、夜勤専従看護師には適応されず、夜勤専従看護師はとても医療現場にとって重要な存在です。バリバリ働いてしっかり稼ぎたい人には夜勤専従看護はとてもいい選択だと思います。

また、日中は家庭や子育てに専念することもできるので、家庭を持っている看護師さんには素敵な勤務形態になります。

夜勤専従にすることで勤務時間は日勤よりも相対的に少なくなります。給料も高額ですし、私生活を充実させていくにはもってこいの勤務形態です。

日勤と夜勤はどのくらい給料が違うの?

夜勤の給料

夜勤による手当は交代制度の違いにもよりますが、3交代制では一日5000円~8000円、2交代制では1万円強が平均になります。

年収にすると、だいたい日勤に加えて50万ほど夜勤手当を受け取ることができるのです!これは病院によってもかなり差がありますので、夜勤手当が多く支給される場所では月で10万円以上の手当てを見込むことができます。

夜勤のほうが日勤よりも時間単位の給与が多く、夜型の生活が苦痛じゃない人にとってはとても魅力的であると言えます。

やはりプライベートを充実させていくためには、夜勤も加えていくことが給料アップの近道になることがわかりますね。

決断はよ~く考えてから!

しかし夜勤には得意不得意もありますし、夜勤なしでも平均以上の給与をもらっている看護師も多く存在しますから、一概に夜勤の給料だけで夜勤を決めてしまうのは安直かもしれません。

夜勤とうまく付き合っていこう!

夜勤のメリット

夜勤で働くメリットとしては、何度も言った通り給料が高額であること。そして、連休を取りやすいということもあげられます。

夜勤専従でもバイト夜勤でも夜勤回数は月の上限が決まっており、それ以外の日は月に数日の連休を作ることができます。

これによって旅行をしたり、療養したりとかなりプライベートを充実させることができます。

夜勤の注意点

夜勤をしていくうえで、肉体面、精神面への影響は否めません。給料が高額だからと言ってあまりにも夜勤を入れているとイライラしたり、眠れなくなったり、慢性的に体がだるくなったりと必ず体に不調が出てきます。

夜勤をする日にちを決めたり、きちんとリフレッシュする時間を作ることで自分の体への負担を最小限にして、夜勤とうまく付き合っていきましょう!

夜勤では日勤よりも勤務している看護師が少なくなるので、急変時の判断力はとても重要になります。少人数での勤務が多くなるので、突然のトラブルにもしっかり対応できるように看護師スキルはきちんと磨いておきましょう。

休憩は有効に活用していくのが、夜勤をしていく秘訣です。しっかりと仮眠を取ったり、軽食をとることで苦痛を和らげて夜勤に臨むことができます。

給料だけでなく、自分の看護師業務に支障が出ないように、金銭面と肉体面としっかり相談して夜勤を行うようにしましょう。

~看護師の業界用語~(おまけ)

「タイム・フリー」

直訳すると時間不定のことです。つまり、手術(検査)の開始時聞が不定の場合、手術室からの呼び出しがかかり、その時間に合わせて手術や検査を行うということです。