毎日看護師として働いていて、日々の業務がマンネリ化していませんか?
そんなときは新しい看護資格!資格を取得して新しい自分を発見したり、さらなる給料アップを目指したりしてみましょう!
透析技術認定士について
今回紹介していく看護資格は透析技術認定士です。透析技術認定士は透析業務の専門資格で、腎臓内科、泌尿器科、循環器科など幅広い科で活躍することができる資格です。
とくに昨今の高齢化社会、糖尿病増加傾向において透析技術認定士が関わることのできる現場は数多いです。
また、透析技術認定士は手術室などの医療現場だけでなく、医療機器メーカーや臨床工学でも役に立つ資格なので、取得しておくとかなり役立ちます!
透析技術認定士って難しいの?
さて、透析技術認定士の資格取得について詳しく説明していきたいと思います。
資格試験を受けるには、下記の条件を満たしていなければいけません。
- 臨床工学技士か看護師の資格を持っていて、透析の実務業務経験が2年以上あること(アルバイトやパート期間は除く)
- 准看護師であれば高卒で実務経験3年以上、中卒で4年以上あること
- 透析技術認定士の認定講習会を受講すること。あるいは認定されている学会に参加、発表すること
通常通り看護師として勤務していた方であれば実務経験は難なくクリアできると思います。
講習会は例年9月下旬から10月中旬に申し込み開始し、3月に開催されています。この講習会を受けて初めて資格試験を受けることができるので、申し込み開始期間はしっかりチェックしておきましょう。
また、e-ラーニング講習会というインターネットで受講できる講習会もあるので、日々の業務が忙しい方はそちらもおすすめします!7週間のうち好きな日にちを選んで受講することができます。
e-ラーニングと通常の認定講習会をどちらも受講する場合は48000円で受講することができます。
講習会や学会参加では毎回5~10ポイントが手に入り、50ポイント獲得することで試験の受験資格があります。これは資格更新の際にも適応される条件ですので、注意しておいてください。
透析技術認定士の資格試験の難易度は合格率70%ほどで、数ある資格の中ではあまり難しくないほうだと思います。
試験内容も血液浄化療法と透析分野から、講習愛の内容をふまえたマークシート方式で出題されています。医療だけでなく、工学分野の知識も問われるため、油断をしていると厳しい試験になると思います。
看護師の仕事も忙しいかとは思いますが、勉強すればしっかり合格できる試験なのでチャレンジしてみてください。
試験勉強は過去の試験問題や、予想問題などが手に入るので、有効に使ってくださいね!講習会をしっかりと受講して、過去問などを問いて準備したうえで本番に臨みましょう!
資格はどこで取れるの?
透析技術認定士の認定講習会は、例年東京都の大田区産業プラザPiOで行われています。
先ほども述べた通り、認定講習会を受講していなければ認定試験は受けられないのですが、過去3回までの認定講習会を受けていれば、試験を受けられなかったり、不合格だったりしたとしても受講を免除されるため、毎年受ける必要はありません!
試験は例年東京都内で行われています。毎年3月上旬ころに試験会場が決定されています。1年に一回しかないので、チャンスをしっかりと逃さないように受験してください。
講習会や試験受験は先着順なので、時期を逃さないようにホームページをチェックしておいてください。
資格取得にかかる費用ってどのくらい?
資格取得にはどうしても費用が掛かってしまいます。講習参加費として32,000円、認定試験の受験に10,000円、資格認定料として3,000円の、計45,000円が費用として掛かります。
また、資格は5年ごとに更新しなければなりませんので、またその都度費用が掛かってくるでしょう。
しかし、病院によっては試験受験料を負担してくれることも在りますので、事前に調べてから申し込むのがいいと思います。
その資格って役に立つ?
先ほども述べた通り、透析技術認定士はその幅広い業務の数々と、今後の需要の高まりから、看護師として取得して損はなし、むしろメリットばかりの資格だと思います。
透析について深い知識を持つことで基礎的な医療の理解にもつながります。さらに、看護師では資格を取ることによって資格手当がつきますよね。
資格手当が毎回の収入に平均して10,000円から20,000円ほど加算されるようになるため、給料アップがのぞめます。また、資格を取ることで他の科に移ったり、転職する際に有利になってきたりします。
ぜひこの機会に透析技術認定士の資格取得を目指してみてくださいね!
看護師専門用語解説「ターゲット」
ターゲットとは、標的のことを指しています。看護師において標的とは、薬や放射線を使って特に狙いたい標的に対して使います。