看護師がキャリアアップするための資格を取ろう。48新生児蘇生法(NCPR)インストラクター

みなさんこんにちは!看護師として勤務してきて、日々の業務に加えてあらたなことに挑戦してみたくありませんか?そんなときには看護資格を取得してみることをお勧めしています!現在たくさんの看護師がキャリアアップを目指して資格取得をしており、臨床現場で活躍しています。資格を取得することは資格手当によって収入アップが見込めるだけでなく、初心に帰って勉強することで、自分の知識や技術を確かなものにすることができます!転院や転職の際にも優遇される場合がありますので、進む道をまだ悩んでいる方も資格を取っておいて損はありません。患者さんに自信をもって対応するためにも、ぜひ資格取得をしてみませんか?

今回紹介していく資格は、新生児蘇生法(NCPR)インストラクターです!

この資格は、新生児に異常があったり、仮死状態になった場合の心肺蘇生処置の知識や技術をマスターした人に与えられる資格で、この資格を持っていると新生児蘇生法を講習会などで教えることができるようになります。医療従事者に正しい新生児蘇生法をレクチャーすることで助かる命もさらに増えていくことでしょう。産婦人科で勤務している看護師さんや、これから産婦人科、ICU、周産期医療で勤務していきたいと考えている方にはとてもおススメの資格です。この資格がないと働くことができない産婦人科も存在するそうなので、必要な方はぜひ取得しましょう!かなり専門性が高い知識や技術が必要とされますので、学問としてもかなり面白い分野かもしれませんね。

では早速、資格取得方法について詳しく説明していきたいと思います!

この資格って難しいの?

新生児蘇生法インストラクターの資格を取得するためには、講習会の跡に開催される筆記試験に合格しなければいけません。この筆記試験は講義内容の気管挿管、薬物投与などの高度な手技、知識を含んだ新生児蘇生法から出題されます。合格率は公開されておらず、かなり難易度は高いそうです。講習会の内容に加えて、しっかりとテキストや講習を受けて勉強しておく必要があります。日々の業務で忙しいかとは思いますが、本気で勉強しましょう。

資格を取得するのに必要なことって?

資格を取得するためには、認定試験を受けなければいけませんが、受験するためにはいくつかの条件があります。それは、

・日本周産期・新生児医学会の会員であること。

・新生児医療にかかわる看護師や、助産師であること。

・所属団体からの推薦状があること。

・新生児蘇生法「専門コース」と、インストラクター養成講習会の両方を修了すること。

の4つです。実臨床経験は必要とされていませんが、講習会を受講する必要があり、新生児蘇生法インストラクター養成講習会の後にすぐおこなわれる認定試験に挑戦することができます。この講習会は「専門コース」講習会を受けた後、インストラクター養成講習会を受講することができます。どちらも真剣に臨みましょう。

この資格ってどこで取れる?費用はどのくらい?

講習会は全国各地の病院で随時開催されています。開催場所や日時は例年異なりますので、ホームページでしっかりとチェックしておきましょう。講習会の申し込み人数が多いと抽選になりますので、チャンスを逃さないでください!

講習会の費用は、新生児蘇生法「専門コース」講習会が5,000円から10,000円で、講習会によって異なります。こちらは講習会を修了した証として認定料8,000円がかかります。インストラクター養成講習会は受講料が20,000円です。前者はテキスト代が別になり、後者はテキスト代が含まれています。さらに、認定試験に合格した際には認定料8,000円がかかります。つまり、最低でも41,000円が費用として掛かり、さらにテキスト代などがかかることになります。

この資格は5年ごとに更新することが必要です。更新料は8,000円で、毎回テストに合格する必要があります。

この資格って役に立つの?

この資格は周産期医療にかかわる看護師の方にはぜひ取得していただきたい資格です。新生児の救命をしなければいけないピンチの時に対応するためには、しっかりと実戦経験や知識を積んでおかなければいけません。そのときに役に立つのがこの資格です。また、インストラクターとして自分の知識をさらに広めていくこともできるので、医療従事者としてのキャリアアップにつながります。看護師としてさらに上に行きたい方はぜひ取得してみてください。

また、看護資格を取得していると、収入に看護手当てが加算されることがあります。平均して3,000円から5,000円の収入アップにつながりますので、ぜひ取得しましょう!

看護師専門用語解説

「端座位」

端座位(たんざい)とは、ベッドの端に両足を垂らして腰をかける姿勢のことです。いわゆる椅子に座っているような体制で、背もたれがない状態になります。