病棟勤務であればまとまった休みがとりやすい

みなさんこんにちは!看護師として働いていると、辛いことも、楽しいこともたくさんあるかと思います。それでも、看護師として働くのはやっぱり楽しい!看護師はとっても魅力的な職業なのです!ここでは、看護師になってよかったこと、看護師の魅力をたくさん紹介していきたいと思います。

今回紹介していく看護師のおすすめポイントは、「病棟勤務であればまとまった休みがとりやすい」ということです!看護師として働いていても、女性の場合どうしても結婚、出産が付きまとってきますよね。そんなときに病棟勤務であれば、産休や育休などがとりやすい場合が多いです。福利厚生がきちんと定められているため、急に休みを取らなければいけない時などは安心ですね!また、科や病院によっても異なりますが、職場で休みを取得することの理解も高く、職場として休みがとりやすい状況になっています。では、詳しくこのメリットについてみていきましょう!

看護師の働いている時間は?

看護師さんの勤務形態は、「2交代制」か、「3交代制」での勤務が一般的です。

2交代制では一日の勤務時間を2つに分けて、日勤と夜勤に分かれています。完全に2分割というわけではなく、日勤の時間帯を長くして、診療科が忙しい時間帯に勤務時間帯を合わせている場合が多いです。最近では2交代制の病院がどんどん増えてきているそうです。

3交代制では一日の勤務時間を3つに分けて、日勤、準夜勤、深夜勤で勤務するという形態です。どちらの形態においても、約30分程度の勤務引継ぎ(申し送り)が行われています。休日はこのどちらかのシフトに沿って組まれていくため、毎週週休2日、土日が毎週休みになるということはなかなかありません。また、1か月に数日~10日ほどの夜勤も含まれてくるので、休みはかなり看護師や、病院によって異なると思います。それでも、病棟勤務であればまとまった休みを取る際には、使用できる制度がたくさんあるんです!次の項目で詳しく説明していきますね!

とれる休みはたくさん!

まず看護師が取得できる休暇は、年次有給休暇があります。有給は一般企業などでは最近有給消化を推奨して有給休暇が取りやすくなっていますよね。これは勤務開始から6か月間継続して働くと、10日間もらえる仕組みになっています。そこから1年経過するごとにさらに付与されていきます。休暇は使用しないで2年がたってしまうと無効になってしまいます。ところが、看護師の方では大きな病気などがないかぎり、なかなか消化することはないかと思います。多くて8日ほど、通常3~4日ほどしか使えていないのではないでしょうか。

もう一つは、介護休暇です。あまり取得する人はいないかもしれませんが、もしもの時のために知っておいたほうがいいかもしれません。介護休暇は要介護状態の家族一人につき、取得することができる休暇です。通算93日まで取得することができます。2週間以上の長期的介護が必要な場合は早急には来ないかとは思いますが、両親や家族に何かあったときのために覚えておいてください。

さらに、育児休業もあります。これは女性であればだれでも取得したい休みですよね。これは子供一人につき一回、一歳に満たない子に対して適用されます。成長しきるまで長期的に取得するというわけにはいきませんが、保育園などに預けられる時期まで子供の面倒を見られるというのはとても魅力的ですよね。保育所が見つからなかった場合や、一歳以降の世話をするはずの保護者が死亡、入院などをしてしまうといった特別な場合であれば1歳6か月まで延長することができます。

大まかに法律でこのように定められていますが、このような休みを取得する場合の給料や一時退社などの処遇といった福利厚生は病院によって異なりますので、しっかりとチェックしておく必要があります。

休みの取得は計画的に!

さて、これまで上げてきた休暇は病棟勤務であれば取得しやすくなってきています。しかしいまだに長期的な休みが保証されていなかったり、同期や先輩に遠慮してしまい、なかなか休みがとりにくいのが現状かと思います。しかし、福利厚生がしっかりとしている病棟勤務だからこそ、ピンチの時に保証されている休暇はしっかりと取得したいですよね。診療科や職場全体で、産休や育休の際のサポートをしてあげることができる雰囲気作りがとても大事になっていくと思います。労働環境も徐々に改善されてきていますので、安心して働いて、私生活のほうも充実させていきましょう!

看護師専門用語解説

「ターナーズシンドローム」

ターナーズシンドロームとは、人間に2本ある性染色体のうち、女性の性染色体XXの一本が欠如して、XOになってしまうことで起きる一連の症候群のことです。第二次性徴がなくなったり、遅れたりして不妊症として発見されることが多いです。