公立の病院に勤めると公務員となる

みなさんこんにちは!看護師として働いていると、辛いことも、楽しいこともたくさんあるかと思います。それでも、看護師として働くのはやっぱり楽しい!看護師はとっても魅力的な職業なのです!仕事のやりがいや、収入の高さ、安定した職業といったこと以外にも、看護師として働くメリットはたくさんあるんです!ここでは、看護師になってよかったこと、看護師の魅力をたくさん紹介していきたいと思います。

さて、今回紹介していく看護師のいいところは、「公立の病院に勤めると公務員となる」という点についてです!看護師という仕事そのものが福利厚生や職場待遇、収入の面でとても恵まれている職業だとは思いますが、ある病院で働くことができれば公務員となり、公務員と全く同じ待遇で働いていくことができます!公務員として働いていると、さらに待遇が良くなったり、将来の安定が保証されたりしますよね。しかし、看護師自体に公務員という枠組みがあることを知らない方もいるかもしれません。また、勤めていても公務員として認められないことも在ります。今回は公務員として働く看護師について、いくつかお話していきたいと思います!

公務員として働く看護師って?

公務員看護師は、業務内容は看護師とほとんど変わりませんが、働いていくときの扱いが公務員というものです。産休、育休などの福利厚生は絶対に保証されていますし、国に守られながら安心して働くことができます。例えば育児休暇であれば、通常の病院の場合一年ほどしか取れないかもしれませんが、公務員であれば最大3年間もの育休を取ることができます。さらに退職扱いにならずに職場復帰も望めますので、とても恵まれた環境ではないかと思います。さらに、公務員として働いていますので、勤続年数が増えてくるにつれて月収はアップしていきますし、働き続けることで通常の看護師に比べてかなり多くの退職金をもらうことができます。待遇に関しては一般の病院のそれとはまったく異なるでしょう。もちろん転院の際の面接などはありますが、公務員に転職するためにさらに試験を受験するといったことは必要ありません。看護師として働いていくことを考えている方であれば、公務員として働いたほうが多くのメリットがあるのではないでしょうか。

公務員として働くにはどうしたらいいの?

さて、さっそく看護師でも公務員になる方法をお教えします!それは、国や地方が病院で働くことです。公立の病院とは、地方自治体が運営している公立病院や公立診療所、保健所、地域包括支援センター、あるいは公立の看護学校で教員として働くことで公務員看護師になることができます。また、国立ハンセン療養所、厚生労働省の内部局で働いた場合も公務員として働いていくことができます。場所が限られている分求人があまり出ていなかったり、皆さん公務員看護師になりたいので競争率が高かったりしますが、公務員として認められる場所はたくさんありますので、ぜひチャレンジしてみてください!

注意して!公務員として認められない場合

さて、ここまで見ると公立の病院で働きたい!と思われるかもしれませんが、公務員にならない場合があります。その場合一般の看護師や準公務員として扱われてしまうかもしれませんので、自分が国家公務員として働いているのかはしっかりと確認しておいたほうがいいでしょう。たとえば、国立病院や県立病院と名前がついている場合でも、非特定の独立行政法人や、一般地方独立行政法人など国でない場所の病院がたくさんあります。そのような病院で働くことになると、公務員としての扱いは受けることができません。

また、せっかく公立の病院に就職することができても、実は募集していたのが正社員ではなく嘱託(しょくたく)職員という場合もあります。嘱託職員というのは、臨時に採用する職員のことです。肩書は公務員になりますが、非常勤ですので、いつ解雇されるか、契約が終わった後のポストが保証されていません。これでは安定した職業とは到底言えないのではないでしょうか。

このようなケースは看護師によくあるそうなので、注意して就職するようにしてください。

公務員として働くことができれば、待遇においてすごく違いが出てきます。不景気の影響は受けませんし、給料面では一般の病院より昇給がすごかったり、退職金は多いし、退職後にもらえる年金も全くことなります。なかなか転職の機会はないかもしれませんが、ぜひ目指してみてください!

看護師専門用語解説

「耐性」

耐性とは、一定の薬物や治療方法に対する抵抗力のことです。薬や治療の中には、複数回行っているうちに体が慣れてしまったり、体の仕組みが変わったりして効果が弱くなったり、効果を示さなくなったりすることがあります。このようなときに耐性を獲得したと呼ばれています。