看護師になってよかった〜転職によるリスクが少ない〜

看護師として働いていると辛いことも楽しいこともたくさんあると思います。やりがいを感じながらも、人間関係や勤務形態、結婚、出産などについて悩みを抱え働いていませんか?その悩みを解決する方法の一つに転職があります。実は、転職によるリスクが少ないことも看護師の魅力なんです。今回は転職によるリスクと転職先を探す際のポイントについて話していきたいと思います。

看護師の転職率ってどれくらいなの?

今の勤務形態だと家族のことを考えると大変、人間関係がうまくいかない、結婚を考えているけど今までのように働けないなど悩みを抱えているけど、転職することも勇気がいるし…と頭を抱えていませんか?実は、転職することを考えている、または、実際に転職活動をしている看護師の割合は、看護師全体の39%に上ると言われています。転職を考えている人は意外と多いんです。転職の理由として20代では職場の待遇や条件、3〜40代では自身のキャリアアップのためが多いようです。また、50代以降になると家族の介護のためなどに勤務時間を考えた職場に転職する人が多いようです。特に、仕事にも慣れ一人前となってきた20代後半になると、転職を考えている人も含め転職率は47%にまで上ります。ですから、転職を考えるのは私だけ?と思う必要はないんです。

看護師の転職のリスクって?

実際に転職しても新しい職場になれるかわからないし、思っていたのと違ったらどうしよう…とリスクを考えてしまいますよね。ある調査によると転職して正解だったと思う人、失敗だったと思う人、わからないと答えた人、それぞれ3人に1人でした。失敗だったと思う人の理由としては募集した時の条件や契約と違う、人間関係がうまくいかない、待遇や条件がよくないなどがあげられるようです。一方で成功したと思う人は人間関係がいいことが1番にあげられ、続いてワークライフバランスや給料についてあげられています。多くの人と関わる職場だけあって人間関係を重視する人が多いのかもしれません。

転職って簡単にできるの?失敗しない転職の仕方は?

転職したいけど転職って面倒なんでしょ?と思っていませんか?簡単な転職の方法について、失敗しない方法も含めて紹介したいと思います。

1番簡単な方法は求人サイトに登録することです。この時に会社が信頼できるか、全国展開している会社か非公開求人が多いかなどをチェックして登録するサイトを決めましょう。サイトから紹介された求人情報は基本給と賞与を確認し実際の年収を計算する、休日・休暇が完全週休二日制なのか年間休日や特別休暇について確認する、勤務時間と申し送り時間の関係をみる、アピールポイントについて具体的に書かれているかなどについて注目するとよいでしょう。この時に、自分が転職したい理由や転職先の条件についてしっかり考えていると自分にあった転職先が明確になります。また、病院の特徴をしっかりとらえることが大事です。例えば、大学病院は高度な技術や知識を得られる、福利厚生がしっかりしているなどのメリットがある一方で、勉強会などが多く休みの日も出勤する必要がある、勉強会の準備に時間がとられるなどのデメリットもあるようです。それに比べ、市中病院は看護師ができる医療行為のほぼすべてを経験できる一方で、看護師一人あたりの負担が大きいといえデメリットがあります。福利厚生や勉強会については病院によって大幅に違うようなので確認しておいた方がいいでしょう。

また、注意したいのが、転職先が決まった!よし今のところを辞めよう!と簡単に辞められないということです。退職する際には、退職する3か月前には退職の意を上司に伝えなければなりません。特に看護師は人手不足が深刻なので早めに伝えるようにしましょう。転職先が決まっているのに辞められないという状況に陥ってしまうと、現在の職場でも新しい職場でも気まずい思いをしてしまうだけではなく、どちらの職場にも迷惑がかかってしまいます。

今の悩みを解決する糸口となりうる転職ですが、自分の転職したい理由や条件を明確に持たなければ失敗に終わってしまうかもしれません。転職のデメリットも理解しながら、自分にあった転職先を探してみてはいかがでしょうか。

看護師専門用語解説 ポリオ

ポリオウイルスによる感染症で急性灰白髄炎とも言います。二類感染症に分類されており、3か月〜7歳5か月になるまでに不活化ワクチンを2回接種しなければなりません。。脊髄前角細胞(運動神経)が障害されるため、四肢の弛緩性麻痺をきたします。その多くは片側性の単麻痺で、特に腰髄の前角細胞が侵されやすいために下肢への症状が中心となります。ポリオウイルスのほとんどが不顕性感染であり、発熱や全身倦怠感などのような感冒様症状のみが見られることもあります。成人期の初感染は、幼児期に比べ重篤化しやすいと言われています。