一般教養をもっと高めたい!

看護師・看護学生の皆さん!一般教養への自信はありますか?社会人として働きだすと、どうしても身につけなければならない一般教養。一般教養を知らないと、「えっ!そんなことも知らないのっ?」とドン引きされてしまうことも…。ここでは看護師の一般教養事情について紹介していきます。

看護師は一般教養を身につけにくい環境にある?

社会人としての一般教養。いろいろありますよね?でも、あなたは一般教養を身につけていますか?「働いているうちに、身についていくでしょ」と思っているあなた!実は看護師は一般教養を身につけにくい環境にあることをご存知でしょうか。

一般の企業ではほとんどの会社で、入社直後にマナーを教える時間が設けられています。一般企業は、他の会社との商談や、お客様への応対をすることが多いため、新入社員がマナーを学ぶことは非常に重要なことなのです。そのため、一般企業に勤めている方は働いているうちに自然と一般常識を身につけていくことが出来ます。ですが、看護師にはマナーを教わる機会がほとんどありません。病棟に配属されると、配属先での動き方や処置の方法などは念入りに教えてもらいますが、一般教養を教えてくれることはほぼありません。そのため、看護師は自然に一般教養を身につけることが難しいのです。看護師という職業は他の職業に比べて、一般教養から遠い職業であると言えます。

看護師にも一般教養は必要

「でも看護師には一般教養は必要ないから関係ない!大丈夫!大丈夫!」と思っているあなた!実は看護師にも一般教養は必要なんです。

看護師は患者さんの治療を手助けする職業です。病気の治療という観点から見ると、一見、常識やマナーは必要ありません。ましてや一般教養を身につけている暇があったら看護の勉強をした方が良いと思う方もいるかもしれません。しかし、看護師は患者さんの病気を治すだけでなく、患者さんと話をしたり、コミュニケーションをとったりする必要があります。病気を治すだけでなく患者さんの心のケアをしてあげるのも仕事のうちなのです。患者さんとのコミュニケーションをとる時に一般教養は必須です。だから一般教養をを勉強することは大切なのです。また、病院に来る患者さんの多くは会社に勤めている方々です。そのような人たちは一般教養やマナーを知っているため、看護師のマナーが自然と目に入ってきます。もしもマナーが悪ければ患者さんが不快な思いをしてしまう可能性も十分にあるのです。

このような理由から看護師もある程度のマナー、常識は身につけておく必要があります。では一体どのように身につけていけばよいのでしょうか。

おすすめは新聞を読むこと

一般教養を身につけるための筆者おすすめの方法は「新聞を読む」です。もちろん一般教養を身につけるための本はたくさんありますし、それを読むだけでもかなり効果はあると思います。しかし、それに加えて新聞を読むと知識量が何倍にも増大します。なぜなら新聞には難しい言葉がたくさんあるからです。1つの文章を読むにもそれらの言葉を1つ1つ噛み砕いていく必要があり、それをするうちにみるみる知識がついていくのです。また、新聞を読むと一般教養を学べるだけでなく、様々な言葉の言い回しを何度も読むことになり、ボキャブラリーが増すため、流れるように会話ができるようになります。言葉を使いこなすためには何度も読むことが大切です。それに適しているのが新聞を読むことなのです。

新聞はさらに、現在世の中で起こっていることを詳しい解説付きで紹介してくれています。時事ネタは人との会話に困ったときに助けてくれる重要なコミュニケーションツールです。例えば採血をしている時、ただ無言で採血するよりも、「今日のニュース見ました?~らしいですよね。」などと話すことで、会話が盛り上がり患者さんも安心した気持ちになる事が出来ますよね。

新聞を読もうとしても家で新聞は取ってないし…という方はコンビニなどでも新聞は売っています。看護師の大変な仕事の合間に毎日新聞を読むのは厳しい方がほとんどだと思いますので、1週間かけて1部の新聞を読む、くらいがちょうどいいかもしれません。

一般教養を身につけるだけでなく、+αの効果もある新聞…。新聞は情報が無駄なくたっぷりと詰め込まれた素晴らしい教材です。活字を読むのが苦手な方も、自身の教養アップのために是非一度読んでみてはいかがでしょうか。

看護師専門用語解説

「マクロファージ」

マクロファージとは体内のあらゆる組織に存在する細胞で、老廃物の処理や微生物などに対する防御を行います。細菌や異物を食べて消化するような働きを持つので、体内の「清掃屋」と覚えておきましょう。