条件は良くないが家から近いので転職に思いきれない


皆さんは今の職場に満足していますか?人の役に立ちたい!困っている人を助けたい!という一心で始めた看護師という仕事も、その職場の条件によっては、その気持ちが薄れてしまいます。看護師という仕事は重労働であり、情熱だけで働けるほど甘いものではありませんよね。しかしながら、条件には満足していないものの家から近い職場で転職に思いきれないという方もいるのではないでしょうか。今回はそんな方に向けてお話していきたいと思います。

今の職場について考えてみよう!

今の職場の給料や勤務形態などの条件に不満はあるけど、家から近いし…というだけで我慢していませんか?ここでは一度、今の職場のメリット、デメリットについて考えてみましょう。
まず、家から近いというのはとても大きなメリットですよね。家から近いだけで忙しい朝の時間に5分だけでも多く寝ることができます。朝の二度寝の5分って幸せですよね。仕事でヘトヘトになってもすぐ帰って休むことができます。子持ちの方ならなおさら家からできるだけ近い職場を選びたいですよね。朝は子供の朝ご飯に、お弁当、洗濯に掃除とやることがたくさんありバタバタしがちですよね。また、帰ってからも子供の送り迎えに、夕飯作りと忙しいですよね。そんなときは少しでも家から近い職場の方が嬉しいものです。また、子供に何かあったときにもすぐ対応できるのがメリットですよね。
逆に今の職場の条件について考えてみてください。自分の仕事や年齢、技術の割に給料が少ない、もう少し夜勤を減らしてほしい、もう少し勉強ができる職場がいいなど求める条件との差を考えてみてください。不満はあるけどちょっと我慢すれば…という方は、それを5年、10年と積み重ねたときのことを考えてみてください。夜勤や勉強できるかについてはイメージしづらいかもしれませんが、給料であれば簡単に計算できますよね。もし、5年間我慢した結果の給料を考えてショックを受けた方はあと何分くらいなら通勤時間をのばせるか、メリットとデメリットを踏まえて考えてみてはどうでしょうか。
また、中には家から近いために近所の方がその職場で働いていることを知っているため、辞めたときに何を言われるか分からないと思っている方もいるかもしれません。確かにご近所さんに知られていると辞めづらいものですよね。もしその職場がアットホームな環境で小さい頃から知っているようなところであればなおさらですよね。しかしながら、ご近所さんの噂も意外とすぐになくなってしまいます。アットホームな職場で辞めることを悲しまれても、円満に退社できれば、近所のスーパーでスタッフと会っても仲が良いままいれるものです。
もしあなたが今の職場の条件のまま我慢できるのであれば良いですが、数年先のことを考えて我慢できないのであれば思い切って一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

思い切ってやってみる!

今の条件のままではいられない!という方が思い切ってすることは2種類あります。まず1つは今の職場の条件を変えてもらうこと、もう1つは転職です。
1つ目の職場との交渉はなかなか思いきれない人が多いのでないでしょうか。職場と揉めてしまったら働き続けにくくもなりますよね。交渉する際は自分一人で交渉するよりも労働組合を通じて交渉するほうが話を聞いてもらえる可能性が高くなります。また、交渉はきっぱりと求める条件を言い切るようにしましょう。今の職場に居づらくなりたくないという気持ちでモドモドしてしまうと結局何も変わらないまま、もしかすると逆に職場に居づらいという結果になってしまうかもしれません。
2つ目の転職という選択も難しいものではあると思います。しかしながら、現在は看護師不足なので、あなたを求めてくれる職場はたくさんあります。今より5分だけでも通勤時間をのばせるのであればそれだけで選択肢は増えると思います。通勤時間の5分でより良い条件の職場につけるのであれば転職という方法にも踏み出せるのではないでしょうか。

忙しい毎日の中で通勤時間が短いということはとても嬉しいことです。しかしながら、それを理由に自分の求めている条件に合わない職場で働き続けることは惜しいことです。

看護師専門用語 ペルテス病

骨端症の一つで、小児期において大腿骨近位骨端部(大腿骨頭の骨端)に阻血性壊死が生じる疾患をペルテス病といいます。壊死部は修復過程を経て正常の骨組織に戻りますが、形態異常を伴ったまま修復してしまった場合には、将来的に変形性股関節症となってしまう可能性があります。症状としては股関節痛、跛行などが見られます。多くは片側性で、6〜7歳の男児に好発します。治療としては、装具をつける保存療法と大腿骨や骨盤を切る手術療法があります。