観光地という職員は多くの人と関わる仕事です。そのため、自分の技術や患者さんのケアのことだけではなく人間関係で悩む人も多いのではないでしょうか。先輩看護師との付き合い方をはじめ、同期、後輩との付き合い方、他のスタッフとの付き合い方など悩みは尽きないと思います。その中の一つに病院内での恋愛トラブルがあると思います。恋愛トラブルの解決策として転職を考えている方に向けて、今回はお話していきたいと思います。
転職しない方がいい場合って?
看護師として働いていると医師がかっこよく見えたり、逆に頼りなく見えたりするものですよね。そんな医師のかっこよさや頼りない部分を見て好きになってしまったことはありませんか。そんな思いも実らずに終わってしまったり、実ったもののうまくいかずに破局してしまったりすることもあるものです。また、医師が妻子を持っているのにも関わらず、思いが止められずに浮気してしまい、それがバレて院内に居づらくなってしまったという人もいるかもしれません。もちろん、今回は例として医師をあげましたが、病院内には技師や看護補助のスタッフなど多くの役職の人が存在しており、そのスタッフの人達を好きになったもののうまくいかずに終わってしまうこともあると思います。そんな時には、転職を考えてしまいますよね。看護師が足りていない現在の日本の医療では、看護師の求人はどこにいってもあるので、転職という選択も正解なのかもしれません。今回はその転職という選択が向いているか向いていないかについてお話していきたいと思います。
まずはその選択が向いていない場合についてお話していきたいと思います。
院内恋愛を禁止にしている病院もあるように、やはり世間的には傷心を理由に退職することについて良しとしていない部分があるようです。恋愛と仕事は別物であり、公私混同するような人はこれから先どこで働いても同じようなことを繰り返すと考えている人が多いのが現状です。また、仕事では失恋と同じかそれ以上の辛いことがたくさんあり、それを乗り越えられないようではいけないという考えもあるようです。そのため、失恋の場合であれば、失恋の辛さと仕事は別と捉えて働き続ける方が良いのかもしれません。「失恋のショックで生きることも辛い。顔も見たくない。」と思うほど大きな失恋であれば、転職を考えても良いのかもしれませんが、数カ月で傷が癒えるようであれば転職しない方が良いでしょう。また、転職先を探す際に面接等で転職を希望する理由を必ずと言っていいほど聞かれることでしょう。その際に「失恋したので」と話す人はもちろんいないとは思いますが、十分な答えを準備できないようであれば考え直した方が良いでしょう。もちろん、一時的な気持ちで辞めて後悔することがないように、現在の職場の条件が自分にとってどうか、将来的に昇格等が望めるかなどについて考えることも大切です。
転職した方がいい場合って?
病院内での恋愛はプライベートなことなので、基本的には自由にしていいものです。しかしながら、不倫がバレた場合や院内恋愛が噂になってしまったなどのトラブルになってしまった場合には、自分達だけの問題ではなく病院やスタッフにも迷惑をかけてしまうことになります。多くの場合、男性スタッフは態度を変えませんが、女性スタッフは露骨なほどに態度が変わります。女性が多い看護師の場合には、自分の味方となってくれる人がいないことはとても大きなストレスとなります。もし、トラブルが発生した場合には少しでも早く転職を考えて行動に移したほうが良いかもしれません。転職により人間関係をリセットすることで、院内でトラブルのなりそわそわして仕事が手につかなくなるより、精神的にも、患者さんのためにも良いでしょう。また、トラブルになった際に多くの場合は、同じ病院で働き続けることが多い医師や技師などよりも看護師が辞めなければならなくなることを心に刻んでおきましょう。
看護師は病院スタッフからも信頼され、頼りにされる存在です。そんな看護師の働く姿や患者さんに見せる笑顔から好きになられることも多いと思います。また、患者さんのためを思い働く医師やスタッフの姿や頼りになる一面、それとは逆に、少し頼りない一面を見ることで好きになってしまうこと多いと思います。その気持ちに素直になることももちろん大切で、日々が楽しくなり仕事もより一層力を入れて働けるものです。しかしながら、院内恋愛にはリスクがつきものであり、それにより自身の職場の環境や働きやすさに影響を与え得ることを忘れないようにしましょう。そして、もしトラブルに巻き込まれた場合には、無理にその職場で働き続けることよりも、転職して人間関係をリセットしたほうが良い場合もあることを覚えておくと良いでしょう。
看護師専門用語
~娩出〜
胎児を生み出すことを娩出といいます。