ニキビのできる部分で異なる原因と対策④鼻編

鼻にできるニキビって、何よりも一番恥ずかしく感じます。特に、鼻先が赤く腫れてしまったりすると、メイクでもさすがに隠せないし、マスクをしようにも痛みを伴います。

看護師がこんなんじゃ、患者さんがわたしたちのお話を聞いてくれるのかな…なんて不安にもなりますよね。ただでさえ、毛穴がたくさんあってイチゴ鼻に悩まされている方もたくさんいらっしゃると思います。

生活が不規則になることから逃げられない看護師さんでも、しっかり対策をすれば鼻ニキビは出なくなるはず!

今回は、『鼻』にできてしまうニキビの原因とその対策をご紹介します。

『鼻のニキビ』の原因は過剰な皮脂分泌

鼻は、毛穴が多いのはもちろん、常に皮脂分泌が行われています。

皮脂量も多く、鼻の毛穴は奥深いので、皮脂が毛穴に溜まりやすい部分なのです。

また、無意識のうちに鼻を掻いてしまったり、手をあてたりすることで、古い角質がお肌の表面に厚く溜まってしまいます。そして、それを隠そうと、ファンデーションをたくさんつけてみると、どんどん毛穴の詰まりがひどくなり、ニキビができやすい原因となります。

女性なら誰もが経験したことがあると思いますが、この毛穴のプツプツを隠したいがために、メイクを厚くしてしまいがちですよね。自分で自分の鼻に追い打ちをかけることは今日で終わりにしましょう。

また、大人になってから鼻にできるニキビは、ホルモンバランスの乱れも関係してきます。十分な睡眠をとり、ストレスのない生活を送ることを心掛けて下さい。

 鼻のニキビは入念なお手入れで治そう

これまでお話してきたように、鼻は皮脂量が多い部分です。ですから、適切な油分を保つためのお手入れが必要です。お肌の乾燥も、ニキビができる原因になりますので、皮脂をただ摂ればいいというわけではなく、ある程度の油分を残すことがポイントです。

それでは、どのようなお手入れを実践していくと、きれいな鼻に出来るのでしょうか。

まず、お手入れよりも簡単なところで、日々の生活習慣を見直してみて下さい。体内からも同時に改善して、ニキビができにくい体質にしていきましょう。野菜や大豆製品など、健康的な食品を取り入れたり、じゅうぶんな睡眠時間を確保したりして、ホルモンバランスを整えることもニキビ改善に大きな効果をもたらします。

そして、気になるお手入れの仕方をご紹介します。一番は、毛穴を詰まらせないようにすること。メイクのし過ぎ、丁寧な洗浄、洗顔の洗い落としなど、鼻の毛穴の小さな隙間に入り込みやすくなっています。

メイクをしている方は、クレンジングを丁寧に行いましょう。クレンジングで使うものは、できるだけクリーム状のものを使用することをおすすめします。シートタイプは持ち運びも楽で、手軽に使えるのですが、お肌にとっては刺激の強いメイクの落とし方になります。ですので、クリーム状のクレンジング剤を使い、手のひらや指の腹で優しく円を描くようにメイクを浮き上がらせ、洗い流してください。些細なことかもしれませんが、これが結構効いてきますので、実践してみて下さい。

洗顔をするときも、泡で包み込むように洗ってあげるのがベストです。ニキビが治るまでは、低刺激の石鹸を選ぶと良いでしょう。どうしてもしっかり落とそうとすると、ゴシゴシと皮膚を強く刺激しようとしてしまいますが、お肌には悪い影響を及ぼしているので、泡を毛穴にしみこませて、さっと洗い流すという感じで洗顔を行ってみて下さい

また、鼻は洗顔だけ気を付ければいいのではなくはピーリングやパックもおすすめしています。

『ピーリング』とは、古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常にする角質ケアの方法の一つです。ピーリング剤や使用頻度は、人それぞれだと思いますが、ピーリングは言ってしまえば、古い角質を無理やり取り除くため、毛穴がひらいたままの状態であることも多く、お肌に対して良いことばかりではありません。自分のお肌の様子を見ながら、ピーリングを行ってください。ピーリングをすればニキビが治る!というよりは、皮脂の汚れがなくなるからニキビが治りやすいと言われている、と覚えておくと良いでしょう。

イチゴ鼻も卒業!きれいな鼻を目指して

今回は、鼻のニキビについてお話してきました。鼻はニキビのあるなしに関わらず、お手入れが大変な箇所ですよね。ニキビを治すのをきっかけに、イチゴ鼻も一緒に卒業しましょう!そうなるには、お手入れをかかさず行わなければなりませんし、生活が不規則な看護師さんにとっては、きついことがあると思います。

毎日頑張ろうと気張らず、週に何回は気合を入れてお手入れをする!と決めて、確実に実行することを意識していきましょう。お手入れの時間をとるのが難しい方は、普段の食生活を見直すだけでも皮脂量に変化が表れますので、手軽に始められるところから頑張っていきましょう。

看護師専門用語

横指(おうし)

手指の横幅を指標とする長さの単位のこと。1横指は約1.5㎝。