ニキビができてしまった時のメイク方法

みなさんは、ニキビができてしまった時、どうしていますか?

「マスクで隠す」「メイクで隠す」「できてしまったものは仕方ない!そのままにしておく」といったように、ニキビができてしまった時の対策は人それぞれです。

今回はどうしてもニキビを隠したいとき、メイクはどうすれば良いのかをご紹介します。

化粧品の選び方

ニキビができてしまったときに普段通りメイクをすると、きっとニキビは隠れていないはずです。何となくニキビが確認できてしまいますよね。そこでおすすめするのがワントーン落とした化粧品を使用することです。たくさん使うわけでも、厚塗りするわけでもないので、特別高いものを買う必要はないです。ただ、もしお金をかけられるのであれば、保湿効果の入っている化粧品を選んでください。ニキビの原因は、乾燥による皮脂の分泌増加ですので、化粧品にも保湿成分の入っているものを使うと良いでしょう。

コンシーラーでも、パウダーファンデーションでも構いません。リキッドタイプのものは、肌に馴染みやすいのですが、毛穴に入りやすく詰まりの原因にもなりますので、なるべくパウダーのものを使用してください。

メイクはこうやってする!

次は、メイクの仕方です。ポイントは2つあります。あくまで例ですので、自分に合ったメイクの仕方を実践してみて下さい。看護師さんとなると、あまり濃いメイクはできませんので、自分の顔の特徴を押さえながら、ナチュラルメイクでニキビを隠すことができる方法をお試しください。

  • ファンデーション・コンシーラーで隠す

これは、ニキビに集中して肌色を付けるということです。ふつう、メイクをするときは下地を塗ってからファンデーションで肌の色を整えていきますが、その前にシミや気になるところをコンシーラーなどで隠しますよね。そのときに、ニキビにも同じやり方をとってみましょう。

まず、炎症を起こしていないニキビがあるときは、コンシーラーで赤味を抑えて下さい。塗り過ぎは良くないのですが、適度な量でクレンジングを正しく行えていれば問題はありません。ここで先ほど述べたワントーン色を抑えたものを使いましょう。最初は肌の色から浮いて、変な感じになると思いますが、その上から普段死使用しているファンデーションでメイクを進めていくと、馴染みが良くなり目立たなくなります。

  • ポイントメイク

みなさんが普段メイクをするとき、自分の顔のパーツで自信のあるところを目立たせたいと考えていますか?せっかくメイクするなら、自信のあるところに目線を持っていきたいですよね。そこで、自分の顔に合わせてポイントメイクをしてみて下さい。

目に自信がある人は、アイシャドウやアイラインの引き方に少し力を入れてみましょう。黒はきつく見える場合もありますが、ダークブラウンなら目のキワに入れるだけで目に迫力が出ます。患者さんを相手にするので、塗り過ぎには注意してくださいね。

唇に自信のある人は、いつもより少しだけ色を濃くしてみたり、つやを出してみましょう。病院ですので、ある程度の常識を踏まえてメイクしてみて下さい。

というように、視線をずらす方法もあります。かといって、ニキビのメイクをおろそかにしてはいけませんよ。最低限のニキビ隠しをおこなったうえで、ポイントメイクを行うと、より目立たなくなるでしょう。

理想は、①と②のダブル使いです。そのためには、自分の肌の色や質、特徴などを把握しておく必要がありますので、分析も忘れずに!

クレンジングも丁寧に!

これだけ普段より重ね塗りしているんですから、毛穴が詰まっていないわけありませんね。ニキビがなかったところまで、ニキビになってしまうかもしれません。ですので、クレンジングにはより一層力を入れて下さい。

まず、シートタイプのものは避けること。お肌をこすり傷つける原因になりますし。必要以上の皮脂を落とすことになるので、ニキビや肌荒れのもとになります。シートタイプはニキビがあるときはやめましょう。

理想は、クリームタイプのものです。そして、そっと指の腹でくるくるとなでるように優しく落としてください。クレンジング剤もあまり長時間つけたままにしていると、皮脂を吸い取られてしまうので、さっとつけ、さっと洗うを心掛けて下さい。

洗顔料とメイク落としが一緒になっているものもありますが、ニキビのあるうちはメイク落としは単独で行うことをおすすめします。

◎これでニキビメイクは完璧

今回は、化粧品やクレンジング剤、洗顔料などたくさんのコスメ用品を紹介してきましたが、ひとつ共通して言えるのは、『刺激の弱いもの』を選ぶことです。良く落としたいから、良く見せたいから、様々理由はありますが、隠すために使ったコスメ用品で肌荒れを引き起こしては元も子もありません。

ニキビができてしまっても、隠せるから大丈夫!くらいの気持ちで、お仕事を乗り切りましょう。

看護師専門用語

胼胝(べんち)

たこ。皮膚の角質層が披厚した状態のこと。