【完全版】失業手当?雇用保険?退職後に必要な手続きまとめ

『以前の職場環境はひどかった』『上司がとても意地悪だった』『プライベートの時間なんてなかった』『自分のキャリアアップのためにはもうこの病院にはいられない』など、様々な思いを抱えて以前の病院を退職することに決めた皆さん。

無事退職することが出来た!さぁ、新生活の始まりだ!と晴れやかな気分だと思います。

しかし、ちょっと待ってください。実は、退職をした後にもやらなくてはいけないことはまだ残っているのです。心機一転して新生活のスタートを切るためにも、「退職後にするべき事」を整理していきましょう。

知っていますか?退職後にしなければならない手続き!

さて、無事に退職出来たところでやっておかなければならない手続きがあります。

  • 雇用保険
  • 失業手当
  • 国民年金
  • 国民健康保険

雇用保険

まずは、「雇用保険」ですが、退職をすると、病院から、「雇用保険被保険者離職票」という書類がもらえます。

この書類が届いたら、自分の住む地域の職業安定所へ行き、求職の申し込みを行い、転職先を探します。

失業手当

同時に、失業手当の給付手続きを行うことが出来ます。

失業手当は、働こうと思っているのに、次の職場が見つからないという人に給付されるものです。失業中は収入が断たれてしまうので、生活を守るためにも、この申請は必ず行いましょう。

失業手当の申請に具体的に必要なものは、「印鑑」、「預金通帳」、「身分証明証(運転免許証など)」、「雇用保険被保険者証」、「雇用保険被保険者離職票」、「写真2枚」です。

国民年金

次に、「国民年金」です。年金の手続きは、退職後2週間以内に行わなければならないので、まずは国民年金の手続きをしてしまいましょう。

手続きは、自分が住んでいる市町村の役場で行うことが出来ます。手続きに必要なものは「年金手帳」、「印鑑」、「退職日が証明できるもの(雇用保険被保険者離職票など)」、「身分証明書(運転免許証など)」です。

国民健康保険

最後に、「国民健康保険」の加入手続きをしましょう。

会社に在職している間は、社会保険に加入していますが、退職した際には、健康保険に切り替えなくてはいけません。退職すると、自宅に社会保険の資格喪失証明書が送られてきます。

手続きを行う場所は、国民年金と同じように、自分が住んでいる地域の市区町村役場で可能です。その際に必要なものは、「資格喪失証明書」、「身分証明書(運転免許証など)」、「マイナンバー」です。

こちらの手続きも、退職から2週間以内に行わなければならないので、出来るだけ早めに行うようにしまいましょう。期限の2週間を過ぎてしまったから、罰則やペナルティがあるというわけではありませんが、やらなくてはいけないことは済ませてしまった方が、次の職場が始まって忙しくなる時期にバタバタとしなくて良いと思います。

通常退職すると、離職票や資格喪失証明書は、病院から自宅へ送られてくるものですが、送られてこない場合には、前の病院に確認の電話をしましょう。これらの書類は、病院にしっかりと必要であると申告をしていない場合は、義務ではないので送られてこない場合があります。

申告をせずに辞めてきてしまったという場合でも、近所の年金事務所などに印鑑と身分証明書を持っていけば、発行してもらうことが可能です。

このように、退職後の保険や年金の手続きまで済ませれば、晴れて、「退職」という運びになります。

やっと自由な時間が出来た!その過ごし方は?

晴れて退職後、まとまった時間ができる方が多いと思います。
勤務している場合はなかなかまとまった休みも取れないので、精一杯満喫したいところですが、しっかりと今後のことも考えて過ごしましょう。

  • 退職⇒入職までの貴重なプライベートタイム
  • キャリアの整理

退職⇒入職までの貴重なプライベートタイム

退職後にやるべきことのひとつとして、次の職場に入職するまでの時間を有意義に過ごす。というのが大切です。

辞めようと思うような病院で働いている間は、仕事にいくことすら辛い時間であったり、プライベートの時間が取れなかったりとストレスが溜まっていたのではないでしょうか。それで体調を崩してしまったという人も少なくはないと思います。

自分がいままでやりたかったけど出来なかった趣味などに時間を割いたり、何もせずにゆっくりと羽を伸ばしたりと、頑張った自分をいたわってあげましょう。

キャリアの整理も忘れずに!

転職後に、心も体も万全な状態で臨むというのは非常に大切なことです。

また、キャリアアップのために次の職場にと考えている人は、転職後に自分がどういった気持ちで仕事に臨むのか、転職先で学びたいことは何なのか、逆に、これまで学んだことで、転職先で生かせるものはあるか、などを自分なりに整理をする時間を設けるようにしましょう。

周囲の人へ報告をしよう!

現在の職場を退職したということを、家族や、身近な友人に話しておきましょう。

自分を大切に思ってくれている人たちに、現状を報告しておくことで、心配をかけさせないようにすることは社会人としてのマナーです。

また、報告することによって忙しい状況にいることを理解してもらうこともできます。

~看護師の業界用語~(おまけ)

IM(アイエム)

IM(アイエム)…筋肉内注射
IMとは、英語のIntermuscular injection(筋肉内注射)から由来する略語です。