一般内科ってどんなことをするんだろう?どんな技術が必要なのか?
そんな疑問をここでご紹介します。
目次
どんな仕事をしているの?
ひとくちに看護師といっても、色々な科があり仕事があります。
その中でも一般内科の看護師は、他の科に比べてより高度で幅広い知識と経験が求められる科です。
普通の病院やクリニック
窓口対応から注射・点滴まで
まず普通の病院やクリニックでは、窓口で患者さんへの対応をしたり、注射や点滴をしたり、医師の診察補助をしたり、時には薬を用意したりします。また、患者さんに対して病状の説明をするのも一般内科勤務の看護師の仕事です。
コミュニケーション能力が問われる
次に外来では、一日だけでもたくさんの患者さんが訪れ、その中には定期的に診療を受けに来ている患者さんもいます。その時に必要になるのが、コミュニケーション能力です。
患者さんと何気ない日常会話をしながら、動き・顔色・呼吸・体調など小さな変化に気づける能力が必要になります。
病棟の看護師の仕事
病棟の看護師の仕事
病棟の看護師の仕事は、内服薬の与薬、食事や排泄の補助、点滴などになります。
決まった患者さんへの対応になるので外来のみを担当する看護師ほどコミュニケーション能力は必要になりませんが、やはりこちらも何気ない会話を通して患者さんの異変に気付くことは大切です。
夜勤がある
毎日同じ人と関わり、同じ仕事をするので、退屈に思えてしまう人もいるかもしれませんが、人見知りをする人であれば病棟での勤務をおすすめします。加えて、夜勤があるため身体的には厳しいですが、その分お給料が増え、精神面を鍛えることもできます。
一般内科の看護師は重要が高い
医師・看護師が不足している現在、一般内科の看護師は非常に需要が高い職種となっております。その分、身の回りにはたくさんの看護師がいて、私たちが最も関わることが多いのも一般内科の看護師です。
また、夜勤がないため比較的楽であるのも特徴で、そのためにこの科を選ぶ看護師も少なくないです。しかし、夜勤がない分お給料は、夜勤がある人に比べて少なくなってしまうのも事実です。
お給料はどれくらいもらえるの?
一般内科勤務の看護師の月給
転職する際に、絶対チェックしておきたいのが月給です。
生活していくためにはどのくらいもらえれば良いのか、どのような労働条件でどのくらいもらえるのか知っておきたいところです。
一般内科勤務の看護師は月給およそ24~30万(基本給、勤務手当、資格手当、通勤手当などの内訳あり)ほどですが、
ここで注目しておきたいのが、資格手当です。これについては、看護師がキャリアアップしたいときに取得すべき資格を下記で詳しく説明します。
夜勤の有無、年齢で大きく変化
看護師の給料は、上記にある通り、夜勤の有無や年齢で大きく変化します。夜勤がある施設の場合、その給料は40万以上になることもあります。
しかし夜勤時は、一人で数十人の患者さんの対応をしなければならないので、仮眠はほとんど取れないことが多く、身体面と精神面の両面で疲労がたまりやすいです。
また、残業があった場合の手当は、その施設ごとに違います。その点、「町の診療所」のような病院では残業がない場合が多いので、選びやすいでしょう。
どんな人が向いているの?
一般内科の看護師に求められるのは、大きく分けて3つです。
- コミュニケーション能力
- ルーティンワーク能力
- 向上心を持つ能力
コミュニケーション能力
まず最初にコミュニケーション能力が高いことです。在来患者さんや入院患者さん、そのご家族と接する機会が非常に多くなるので、人と接することが好きな人は一般内科の看護師に向いていると言えます。
その会話の中で、鋭い観察力で患者さんの変化を見抜く力も必要です。
ルーティンワーク能力
2つ目は、毎日同じ仕事をこなすルーティンワークが出来る能力が高い人です。
同じ仕事を毎日しているうちにその作業に慣れてきてしまい、自分では変わらないと思っていても、毎日関わる患者さんにとっては冷たく見えてしまうことがあるかもしれないので、そのような点も含めて毎日の作業に新鮮な気持ちで取り組めることが大切です。
向上心を持つ能力
そして最後は、常に向上心を持って仕事に取り組むことです。幅広い知識を求められる上に、日々進化を遂げている最新の医療技術を、意欲を持って学ぶ必要があります。
キャリアアップに必要な資格って?
看護師は、ある資格を取得することでさらにキャリアアップすることが出来ます。その中で今回は、「認定看護師」と「専門看護師」の資格を取得すると得られる手当についてご紹介します。
認定看護師→平均1万円のアップ
となっております。どちらの資格も、取得するにはかなりの努力が必要です。
また、これらの資格に関します詳細は、個別に詳細を書いておりますので、そちらを参考にしてくださいね。
~看護師の業界用語~(おまけ)
<産瘤>
さんりゅう→出産時に胎児が狭い産道で強く圧迫されることで、胎児の頭部などがうっ血してできるやわらかなこぶのこと。