呼吸器内科の看護師ってどんな仕事をしているんだろう?どんなスキルが必要なのか?そんな疑問をここで解決していきます!
目次
どんな仕事しているの?
呼吸器内科の看護師の仕事には、目立って他の科の看護師と違うことはありませんが、人間が生きる上で呼吸は必要不可欠な行動なので、それを意識して仕事をしなければなりません。
呼吸器内科の看護師の主な仕事
患者さんのバイタルサイン測定や、採血、点滴、医師の診療の補助などが主な仕事となります。
呼吸器科に入院しているひとは、呼吸するにあたって何らかの苦痛が伴っているわけですから、その苦痛を少しでも軽減できるように努めなければなりません。
そして、患者さんの生活を管理することと、薬の管理をすることも大切です。
呼吸器の疾患は、日々の生活に大きな支障をきたすので、それを看護師が緩和してあげることが大切です。同じ病気でも、程度や症状には個人差があり、ひとりひとりに合わせた健康管理が必要になります。
そのためには患者さんをさまざまな面から観察する力が必要となります。
院内感染の予防も重要
また、肺炎などの感染症での入院患者さんもいるので、院内感染を予防しなくてはいけません。
空気感染する病気もあるので、院内で患者さんが増えることや、患者さんの症状が悪化することを防がなくてはならないのです。
診察するにあたって、医師や看護師は当然患者さんに触れますので、もちろん感染してしまう可能性はあります。自分たちが感染しないためにも、予防や対策が重要になります。
呼吸器内科の特徴として、患者さんの年齢層が広いという点が挙げられます。
そのため、高齢者の方にはその年代に合った対応、年少者の方にはその年代に合った対応が求められます。その対応をするためには、高いコミュニケーション能力が必要です。
患者さんのご家族への対応をする機会もあるので、その際もコミュニケーション能力が不可欠です。
このように、求められる能力はたくさんありますが、とてもやりがいを感じられる業務となっております。
お給料はどれくらいもらえるの?
呼吸器内科の看護師は、どれくらいのお給料をもらっているのでしょうか?転職の際に知っておきたいのが、生活するのに十分なお金を稼げるかどうかですよね。
呼吸器内科の看護師の給料
ここでは呼吸器内科の看護師の平均的な給与をご紹介いたします。平均としては、月給20万~40万ほどとなっております。夜勤の有無で、40万以上になったりもします。
クリニックなどでは夜勤かんないため、必然的にもらえるお給料は少なくなってしまいます。
大学病院や大きな病院では夜勤があり、夜勤手当がつくので、お給料は高くなります。勤務経験年数が長くなり、キャリアを積むと、またお給料は上がります。
基本給、夜勤手当、資格手当などの内訳があり、持っている資格につく手当によってもまた違うので、下記の資格についての紹介をご覧ください。
つまりたくさん働いて給与をたくさんもらいたい人は、大きな病院での勤務を選択するのが良いでしょう。
どんなひとが向いているの?
現在、呼吸器内科の看護師の需は非常にが高まっています。
患者さんひとりひとりに真剣に向き合っていける人が求められています。
呼吸器内科では、患者さんに生活指導を行います。その際、患者さんと看護師の間に信頼関係があれば、指導に基づいた生活をしてくれるようになります。
タバコなどの、なかなか止めることが難しい生活習慣を改善していくには、強い精神力が必要なので、看護師はその手助けをするためにも、親身になって患者さんと向き合っていかなければなりません。
COPDなどは、一度に回復が見られることがないため、小さな変化に目を向けることができるひとが向いていると言えます。
キャリアアップするために必要な資格って?
キャリアアップするためには、資格取得が大きく関わってきます。
その中で、今回は「慢性呼吸器疾患看護認定看護師」と「呼吸療法認定士」の二つの資格と、その手当について紹介いたします。
- 慢性呼吸器疾患看護認定看護師→平均5000円の月給アップ
- 呼吸療法認定看護師→平均5000円の月給アップ
となっております。
どちらも大きな変化はありませんが、採用時に優遇される場合が多いです。施設によっても手当の有無や額は異なります。
~看護師の業界用語~(おまけ)
<シンチグラフィー>
しんちぐらふぃー→「核医学=シンチグラフィー」というイメージがあるが、実際はそうではない。核医学の中でも、取得したデータ(カウント値)を画像化して診断するものを特にシンチグラフィーという。したがって、古典的なレノグラムや甲状腺摂取率測定、インビトロ等はシンチグラフィーとは呼ばない。