今の病院・クリニックから転職したい。でもいつ、誰に相談したら良いのかわからない。
そんなときに行ってみるのが、転職相談会!どんなことをやっているのか、いつどこで行われているのか、簡単に紹介していきます。
目次
転職相談会ってなに?
転職相談会は、地域によって差はありますが、およそ毎月、定期的に地元の公共施設やショッピングセンターのホール、文化施設などで開催されているイベントです。
様々な病院・診療科からスタッフが来て各ブースを開き、一人ひとりに対してマンツーマンでその病院の職場について説明します。
各ブースの人たちも、人手不足で求人している場合がほとんどなので、勧誘モードであることが多いです。看護師・薬剤師・介護職・医療者に向けて開催されます。
何を準備していけばいい?
答えは簡単です。何も準備はいりません。服装は自由です。スーツなどの正装で行く必要はありません。持ち物も不要です。
パンフレットを渡されたり、ブースによってはボールペンなどの小物をプレゼントしてくれたりすることもあります。
また、小さな子どもがいて休日でも行きにくい、という方も安心です。
キッズコーナーが設置されているので、小さなお子さんも連れてこられます。さらに、入場無料・入退場自由なので、気兼ねなく自分の都合の良い時間帯に訪れることができます。
会場へ着いたら
転職相談会の会場へ着いたら、カードまたは用紙に自分のプロフィールや、現在勤めている病院・クリニック、出身校、持っている資格などについて軽く記入し、入場します。
たくさんのブースが待ち受けているのっで、興味のあるところを見つけてお話を聞きに行ってみましょう。丁寧に説明してくれます。
また、どのブースに行ったら良いのかわからなかったり迷ったりする場合は、会場にいるキャストスタッフさんたちに声をかけてみましょう。
あなたに合うブースを紹介してくれます。軽い気持ちで出向いてみると、いろいろなお話が聞けて収穫があるかもしれませんね。
何を知ることができるの?
話をしてくれる病院の紹介です。病院の理念、強いところ、特徴などを詳しく教えてくれます。
また、その職場の雰囲気についてです。病院の特色や方向性だけに魅力を感じても、そこで働くとなると職場の雰囲気も大切なポイントとなってきますよね。
気になることがあれば、遠慮せずにこちらから質問していきましょう。大抵の病院は、あなたの人材を求めて丁寧に教えてくれると思います。
転職相談会に参加すると、どんないいことがあるの?
転職相談会に参加するメリットとしては、働く可能性のあるその病院が、どんな職場で、どんな雰囲気で働くことができるかをダイレクトに感じることができることです。
前段落でもお話しましたように、かしこまった面接と違い、担当の方とフレンドリーに面と向かって話すことによって伝わってくるのです。
他愛のない会話も交えながら、求める看護師像について語り合ったりできるところもあれば、淡々と仕事について詳細に話してくれるところもあります。
いろいろなブースを回ることで、あなたに見合った職場・興味のある職場・この人たちと働きたいという意欲が湧いてくるはずです。
職場の雰囲気を知ってから病院を選びたい!と考えている方にはおすすめです。
セミナーが開かれていることも
職場の雰囲気が実際にわかる
その会場に隣接して、セミナーが開催されていることもあります。実際に働いている看護師さん等による、パワーポイントを使ったセミナーです。
職場や現場の実際の写真を見ながら、あなたがたと相手先の方とのリアルな感想や意見を交換することができます。
出産・育児などの長期休業後のためのコーナーも
また、出産・育児などによる長期休業後の転職で、仕事にブランクかある人のために、ブランクナースコーナーがある会場もあります。子育てをしながら、あなたが今後どう働いていくかを相談したり、針の穿刺の練習・イメージトレーニングを練習したりできるコーナーとなっています。
ぜひ参加して、よりよい医療に貢献していけるといいですね。
最近では、テーマごとの転職相談会も開催されています。たとえば、夜勤なし希望の方のための相談会や、オペ室・ICU希望者のための相談会等です。事前に行われる日程を確認してから参加しましょう。
~看護師の業界用語~(おまけ)
<吃音>
きつおん。言葉を発する際に詰まったり繰り返してしまう発語リズム障害のことを指します。ほとんどは2~5歳の幼児期に発症する発達性吃音と呼ばれており、7~8割が学校に入学するまでに自然に治ります。大人に発症する各特性吃音は、青年期以降に脳や中枢神経の損傷またはストレスやトラウマにより引き起ります。