大学病院 – 看護師転職先の職場環境・待遇(給料)を徹底解剖

看護師として働き続けていて、今の職場に満足して働いていますか?また、結婚や出産を契機として別の職場に移るということもよくあることです。

看護師は勤務場所も多く、転職が比較的しやすい職業だと言われています。看護師の転職は全く怖いことではありません!

今回は、看護師の方々が大学病院に転職する際のメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。

大学病院の求人は非公開が多い!

転職場所を探しているときに大学病院はあまり見つからないと思いますが、実は非公開の求人が多く存在していることがあります。

この記事を読んで少しでも大学病院での勤務に興味がわいていただけたら、大学のホームページを検索してみると、意外と求人が見つかるかもしれません。

それでは、大学病院への転職のメリット・デメリットを見ていきましょう。

和気あいあい!職場での交流

多種多様な職業の人と交流ができる

大学病院は研修医や作業療法士、検査技師など様々なジャンルのコメディカルが一同に介する職場です。

多種多様な職業との交流を持つことができ、いい経験になります。様々な職業の人がいてしっかりと自分の業務に専念することができるのも特徴です。

また、まだ臨床に不慣れな医師としっかり協力体制を作って、患者をしっかりケアできるということもメリットです。医師からの指示待ちではなく、自分の考えを伝えていくことができます。

看護師指導も充実

看護師に対する指導が行き届いているのもメリットの一つです。しっかりとした指導医、看護主任に囲まれて成長していくことができる職場ですね。

困ったときに指示を仰ぎ、しっかりと指導を受けることができるので、ブランクを開けての転職も安心です。指導してくれる人がいるということは、何か事故があったときに責任を取ってくれる人がいるということです。

きちんとした制度の中で安心して働いていくことができます。注意点としては、大学病院の先生は上下関係や態度に厳しい先生も少なからずいますので、誠実な対応を心掛けるようにしましょう。

しっかり学べる知識の場!

専門性が高い

大学病院の大きなメリットとして、専門性の高さがあげられます。

大学病院でしか見られない病気や症状がたくさんあると思いますので、特定の科のスキルがかなり高くなっていくこと間違いなしです!

大学病院は新人看護師だけでなく、ある程度キャリアをつんだ看護師にとっても勉強の場として有名です。

重症度が高い疾患も多いので、臨機応変な対応が求められる場面も多くなると思いますが、それ以上に先進医療に触れて、自分のスキルアップを目指したい看護師にとってはこれ以上の職場はありません。

難病に出会うこともあり、医療に興味がある人にはとても面白い職場になります。

看護師が手技を行う機会は少ない

点滴は医師が行いますし、採血や検査など簡単な手技は研修医が行うこともありますので、基本的手技を行う機会は少なくなるかもしれません。

大学病院で働く看護師は「看護」に強くなる傾向があると言われるのは、そのような勤務形態のためです。

研修会・勉強会など教育体制が充実

また、大学病院勤務の看護師では研修会や、勉強会に出席する機会が設けられています。

専門資格を取り、また新たなキャリアを身につけたい人は定期的に勉強できる機会が設けられるのでおすすめです。大学病院は教育体制がしっかりしているので安心して働いていくことができます。

実は女性にやさしい職場?

大学病院では、看護師が長く働き続けられるような制度が充実しています。

大学病院によっては大学内に看護師寮があったり、育児をする看護師が使える託児所など、実は女性にやさしい職場でもあるのです。

それでは、気になる給料は?

大学病院勤務の看護師の給料

大学病院では残業や夜勤が必ずついてきます。その分特別手当がどんどん増えていくので平均的な看護師の給料よりは少し高めだと言われています。

年収としては、400万~600万円と幅があり、平均的には470万円ほどだそうです。

600万円というのは、看護主任などの、管理職に就いた場合に上乗せされたうえでの給料です。自分で勉強して専門資格をとっていくと、いくらでもキャリアアップの機会がある職場です。

こんな人が向いている!

これまでのことをまとめると、大学病院への転職はバリバリ働きたい、自分の知識や資格を深めていきたいといった意欲のある看護師に最適な職場であると思います。

看護師として働いてきたが、さらに自分を磨いていきたいときには大学病院がお勧めです。最新医療に触れて患者さんの治療に携わっていけるとても魅力的な職場です!

看護師としてさらなる成長を目指してみませんか。

~看護師の業界用語~(おまけ)

「ターミナルケア」

ターミナルケアとは、末期がんなどターミナル期(終末期)の患者さんに対して、積極的に治療や延命するのではなく、肉体的、精神的苦痛を取り除くことを目的とした治療のことです。死に対する恐怖を取り除くことで患者さんに苦痛のない最期を迎えていただくことができます。