看護師としてさらにスキルアップしよう!
看護師として勤務してきて、日ごろの業務にも慣れ始めてくるとどうしても日々の業務がマンネリ化してくるものではないでしょうか?
そんなときには看護資格を取ってキャリアアップを目指してみましょう!
看護資格を取得することで自分の看護知識や技術に自信が持てたり、資格による給料アップを目指すこともできたりします。自分が今まで身に着けた技術を知識面から勉強して定着させるのもいいかもしれません。
日本糖尿病療養指導士(CDEJ)について
今回紹介する資格は日本糖尿病療養指導士についてです!
糖尿病療養指導士はCertified Diabetes Educatorの頭文字をとってCDEと呼ばれており、日本のものはCDEJと呼ばれています。
この資格は糖尿病と、その合併症に対する療養指導のスペシャリストに与えられる資格です。
近年糖尿病を持つ患者さんの人口はどんどん増加しており、医者だけでは糖尿病治療に対応しきれない為にこの資格が作られました。
糖尿病はどこの診療科で看護をしていても必ず持ち合わせている患者さんがいますので、絶対に役に立つ知識になります。
糖尿病に対するきちんとした知識をつけて、どこの診療科でも通用する知識を身につけましょう。
日本糖尿病療養指導士って難しいの?
日本糖尿病療養指導士の資格取得には認定試験を受けることが必要なのですが、試験の合格率は75%ほどとなっており、あまり難しい試験ではありません。
試験形式はマークシート方式の筆記試験で、糖尿病療養指導ガイドブックに沿った問題が出題されています。
この資料は講習にも使用されているため、しっかりとこのガイドブックを勉強していれば安心です!学習目標と課題もはっきりと示されており、勉強しやすい内容になっています。
また、この筆記試験に加えて提出する自験例も評価されているため、実務のほうもしっかりとこなしながら勉強していきましょう。
日々の看護を行っていれば難しくない資格だと思います!
日本糖尿病療養指導士には何が必要?
この資格取得のための認定試験を受けるには、いくつか条件があります。
- 看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師のいずれかの資格をもつこと
- 2年以上継続して糖尿病患者の療養指導業務に従事していて、かつ、通算1000時間以上糖尿病患者の療養指導を行っていること
- 自験例が10例以上あること
- 日本糖尿病療養指導士認定機構が開催する講習会を受講して受講修了書を取得していること
他の看護師核に比べると少し条件は多いように感じますが、日ごろから糖尿病に興味を持ち、糖尿病療養に関わって勤務している方であれば難なくクリアしているかもしれません。
長い目で見て資格取得のための準備をしておくことが必要です。
講習会の受講会場は平成30年度以降からe-ラーニングのみとなっており、自宅でインターネットを使って受講することができます。
10月初旬から11月末までの間ならいつでも受講することができますので、機構のホームページから申し込みして受講しておきましょう!
会場と費用を教えて!
認定試験は11月中旬から12月上旬にかけて申し込みをして、3月に年一回のみ試験が行われます。
会場は札幌、仙台、横浜、名古屋、京都、岡山、福岡の7会場から選ぶことができます。試験は計4時間の長丁場になりますが、集中して取り組みましょう!
受験料は20,000円となっており、合格すると認定書と認定バッジが送られます。また、この資格は5年ごとに更新が必要になりますので、きちんと手続きを忘れないようにしましょう。
この資格って役に立つ?
この資格は、近年増え続けている糖尿病患者に対して医師だけでは対応できない為、コメディカルにもきちんと糖尿病療養に対する知識をつけて治療に共に参加するために作られました。
この資格を獲得すれば医師の指示を仰ぐのみだけでなく、意見をフィードバックして自分の物にして看護をしていくことができます。糖尿病の専門以外ない場所ではCDEJが主体となって治療していくケースもあります。
どこの診療科でも糖尿病看護は今や必須のものとなってきているため、資格を手に付けておくと後々のキャリアとして有利になってきます!
また、看護資格を取ることで毎月の月収に資格手当が加算されるようになってきます!病院によって差はありますが5,000円から10,000円が加算されていきます。
収入が増えると日々の業務にも熱意が入ってきますよね!
ぜひこの機会に看護資格を取得して、自分の知識や技術を大いに高めていきましょう!