みなさんこんにちは!看護師として勤務してきて、日々の業務に加えてあらたなことに挑戦してみたくありませんか?
そんなときには看護資格を取得してみることをお勧めしています!現在たくさんの看護師がキャリアアップを目指して資格取得をしており、臨床現場で活躍しています。
資格を取得することは資格手当によって収入アップが見込めるだけでなく、初心に帰って勉強することで、自分の知識や技術を確かなものにすることができます!患者さんに自信をもって対応するためにも、ぜひ資格取得をしてみませんか?
今回紹介していく資格はフットケア指導士です。
目次
フットケア指導士とは?
フットケア指導士と聞くとあまりなじみがないかもしれませんが、この資格は足の清潔を守るためのケアや、靴選び、下肢浮腫治療、フットマッサージなど、さまざまな病気による足の悩みを治療、ケアするスペシャリストのための資格です。
慢性期病棟で寝たきりの患者さんや、糖尿病治療中の患者さん、関節リウマチなど足に合併症を起こす疾患は多く、生活習慣病の増加から看護におけるフットケアの重要性はかなり高まってきています。
治療に加えて、患者さんの生活の質を向上するために重要な看護の一つです。患者さんに寄り添う看護をしていきたい方にはかなりおススメの資格になります!
では、フットケア指導士の取得方法を詳しくみていきましょう。
フットケア指導士って難しいの?
フットケア指導士の資格を取るには認定試験を受験する必要があるのですが、試験の合格率は難しい年で60%前半、簡単な年では70%となっています。
難易度は普通か、少し易しいくらいだと思います。問題は4択のマークシート問題が50題出題されます。
過去問題集などはありませんが、過去問題の一部がフットケア指導士のホームページで紹介されていますので、参考にしてみてください!
業務の合間でもきちんと勉強していれば十分合格を目指せる資格だと思います!
フットケア指導士取得の条件を教えて!
フットケア指導士を取得するには、いくつかの条件があります。
- 日本国における医師、看護師、准看護師、理学療法士、臨床検査技師、義肢装具士、臨床工学技士、介護福祉士、薬剤師、作業療法士、栄養士のいずれかの国家資格を有していること(都道府県知事の認める准看護師も含む)。
- 上記資格取得後、3年以上の実務経験を有すること。
- フットケアの実務経験を有すること。
- フットケア指導士認定セミナーを受講していること(認定セミナーの有効期限は2年間)。
- 日本フットケア学会の学会員であること。
フットケアに携わっている方であれば簡単にクリアできる条件だと思いますので、実務経験を証明する書類を用意してぜひ試験に臨んでみてください!
認定セミナーは例年6月ごろに年一回、東京で開催されています。ホームページで参加申し込みを行うと、参加費用10,000円で参加することができます。
セミナーは受講した年から二年間しか有効でない為、認定試験を受ける時期が開いてしまう場合は注意してください。
資格を取る場所と費用は?
フットケア指導士の認定試験は例年3月ごろ、年一回のペースで開催されています。開催地は東京ですが、開催時期はホームページで逐一チェックしておくようにしましょう。
受験費用として、10,000円がかかります。認定セミナー、認定試験共に、キャンセルする場合は返金されませんので注意してください。
以上の点をまとめると、フットケア指導士の資格を取得するには、最低でも20,000円がかかることになります。別途交通費やテキスト料などあるかもしれませんが、勤務地によっては費用を負担してくれる場合もあるので、相談してみましょう。
また、この資格は5年ごとに更新が必要になりますので注意してください。
フットケア指導士って役に立つ?
これまでフットケア指導士について述べてきましたが、フットケア指導士の何よりの利点は実臨床で役に立つということがあげられます。
慢性期病棟や糖尿病など、足に問題を抱えている患者さんは年々増加傾向にあるため、患者さんの治療に大いに貢献することでしょう。また、フットケアの専門資格ですので、患者さんの細かい変化にも気が付くようになることができるでしょう。
また、看護師の場合資格を取得することで毎回の月収に資格手当が加算されることになっています。収入がアップすると日々の業務にも気合が入ってくるので、モチベーションアップにもつながります。
こんなメリットたっぷりの資格取得、ぜひぜひ挑戦してみてください!
看護師専門用語解説
弾性ストッキング
弾性ストッキングとは医療用のストッキングのことで、下肢を圧迫することによって静脈のうっ血や逆流を防ぐことができます。
寝たきりの患者さんでは下肢の深部静脈に血がたまり、血栓を作りやすいため、予防のために使用されることが多いです。